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ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

Report No.9 DD51原色重連タンカー

すこし前まではDD51が牽引するタンカー列車、つまりタンク車を用いる貨物列車といえば、成田線函館本線室蘭本線などがあったが、今や関西本線のみとなった。関西本線は愛知機関区のDD51が担当しているのだが、走行線区の土地柄、スノープローが外され、代わりに四角いATS保護板が装着されている機関車が多い。一部のファンの間ではその形状から”フンドシ”とも呼ばれている。原色機も例外ではなく、所属する原色機852、853、1805のすべてがATS保護板装着車である。もちろん、保護板よりスノープローのほうが格好はいいのだが、原色車が貨物を牽くのはここだけ。致し方あるまい。

 

2016年、年が明けてすぐのことである。インターネットの運用調査を見ると翌日の早朝の便に原色重連が入ることがわかり友人と共に急きょ向かうことになった。

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塩浜駅の北側の歩道橋に陣を張り、原色重連でやってくる朝の5263レを迎え撃った。四日市コンビナートから運び出される石油は主に信州方面へのものである。冬真っ只中の1月とあって石油輸送は最盛期、大蛇のごとく長大編成のタンカー貨物が朝日に染まった原色機に率いられてやってきた。 

数日後、またも原色重連が実現した。このままなら夕方の運用に流れると読んで新幹線に飛び乗った。しかし、いざ現地についてみると、徐々に雲が湧き出しており天気が持つか怪しくなっていた。

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日が雲の切れ間から出たり入ったりを繰り返す中、一瞬太陽が切れ間に出てきたとき、築堤のカーブの向こうに特徴的な2灯のライトが見えた。下り勾配をゆっくりと大地を踏みしめるように冬の夕焼けの中、DD51原色重連が駆け抜けていった。

1月の終わりに、またもや原色重連が実現した。天気は晴れ予報、いつ原色機が運用から離脱してもおかしくないとの話も聞いていたので友人を誘って三度四日市の地を踏んだ。

今回の運用は5263レ。海山道の撮影地はまだ少々影が怪しいとのことで、塩浜で再び撮ろうということになった。

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季節外れに少し暖かくなったとあって、前回の5263レに比べて若干編成が短かった。また季節臨時の便が運転されており、5263レの入線する線路の隣の線路に担当機関車が止まっていた。このため俯瞰アングルの写真はなんとも微妙になってしまったが、前回撮れなかった停車中をいただいた。今回の牽引機はDD51-852とDD51-1805、特に切り抜きナンバーの852先頭の原色重連とあって大いに満足であった。

先日、DD51-852が運用を離脱したと聞いた。DF200が導入される話もあり、残された活躍の時はいくばくもないのかもしれない。機会があればまた原色機たちを含む愛知機関区DD51の撮影に赴きたいと思う。