ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

Report No.21 5073レ

5073レは東京貨物ターミナルから幡生まで、日本の大動脈である東海道山陽本線を走行する高速貨物列車である。この列車は吹田機関区に所属するEF66の運用なのだが、EF66の運用範囲が東は高崎線から西は下関までという非常に広範囲に渡るため、差し替えやEF210EF200などによる代走が多い。このため、狙い目の機関車が晴れの日に狙いの運用できちんとやってくるかどうかは運次第なのである。

3/12、5073レにEF66-27、通称ニーナが入るとのことで、友人に誘われ出向くことにした。

EF66-27はEF66最後の特急色罐とあって少なくなったEF66の0番代の中でも飛び抜けて人気を誇っていると言っても過言ではないだろう。せっかくのニーナ、順光で収めたいが、この時期琵琶湖線内の有名撮影地はまだ少し厳しい。そこで南荒尾信号所へ向かった。

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荒尾駅で下車し春一番吹き荒れる中南荒尾の撮影地へたどり着いた。しばらく撮影していると列車がぱたりと来なくなった。調べてみると名古屋周辺で強風のため架線にビニールが飛来し5073レもろとも抑止されているとのことだった。このまま夜まで抑止ということも考えられたが、なんとか1時間ほどの遅れで運転再開してくれ、ベストな光線とはいかなかったものの、斜陽の中、西へ下るニーナを収めることができた。

この次はぜひともベストな光線でニーナを拝みたいものである。末長いEF66たちの活躍を願いつつ、筆を置かせてもらうことにする。