ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

Report No.15 DD54陸送

かつての交通博物館が大宮に移り鉄道博物館となったことは記憶に新しいが、2012年に老朽化および手狭になった弁天町の交通科学博物館梅小路に移設されることが決まった。

これに伴い、弁天町に展示されていた車両が随時梅小路へ陸送されることになり、そのうち、DD54が陸送されるという情報を知り合いにいただき、友人に車を出してもらい深夜撮影に赴いた。

はじめ、前日のうちに大阪南港の倉庫まで搬出されたと聞いていたので行ってみたがすでにもぬけのから、一路目撃をたよりに北上し大阪城付近で追いつき170号線を通ると読んで先行し四条畷付近で一発目をいただくことにした。

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狙い通り、170号線にかかる歩道橋で待っているとトレーラーに載せられたDD54が先導車に囲まれてやってきた。撮影後すぐ撤収し、途中枚方の1号線合流地点付近で撮影しつつ大宮木津屋橋の交差点へ先行し、展開と搬入を待った。

JRのオーバークロスを越えてやってきたDD54は一度大宮通を少し北上し、バックで直角に曲がり木津屋橋通りに入ってきた。

 

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直角コーナーを比較的ゆっくり展開してくるところを広角で下からいただいた。いや、しかしこの日本にはあまり見られない鼻筋の通ったデザインは数十年前のものといえどかっこいいものである。

 

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交差点を抜けた後は先導員の方に導かれゆっくりとバックで梅小路へ向けて夜が明け始めた京都の町を街路灯に照らされながら進んでいった。

 

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最後はかつてのDD54の職場、山陰本線の高架下をくぐり、梅小路へと搬入されていった。その昔彼らが走っていたころはまだ山陰本線京都口は非電化でディーゼル機関車に牽かれた貨客列車と気動車が闊歩していたが、今や園部までは電化複線化され10分に1本ほどの割合で電車が闊歩している。いつの日かまた山陰本線京都口で客車列車を拝みたいものである。