ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

Report No.5 紀勢本線トワイライトエクスプレス

2014年夏、和歌山ディスティネーションキャンペーンの一環でトワイライトエクスプレス紀勢本線で運転されることになった。和歌山DC伴う運転は9、10、11月に行われたのだが、12月に入って、またも団体臨時として運転されるという情報を得て撮影に行くことになった。

さてさて、とんとん拍子でことは決まり、いつもの鉄仲間5人とともに和歌山は新宮方面まで行く運びとなり、友人の運転で大阪から南下しつつ他の友人たちを拾っていき、途中の凍結しかけた酷道を乗り越え早朝、新宮へ到着した。私はぐっすりと寝ていたので知らなかったが、後から聞いた話によれば酷道区間は「車がねぇ・・・まっすぐ走ってなかったんだよぉ・・・」とのことであった。

まだ夜が明ける前、1発目の撮影地に到着し下見をしたのち、新宮までの往路便を迎え撃った・・・のだったが、自身が思い描いていた構図と少し立ち位置が違ったようで1発目は敗北を喫してしまった。また、事前情報によればヘッドマークがつくとのことだったのだが、ヘッドマークは新宮での展示でついたのみで走行ではつかないようだった。

2発目はそれぞれ別々のところで撮ることとなり、私と友人の2人は古座川へ、残りの4人は紀伊浦神の俯瞰へ向かった。

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12月であり時折の風も相まってさすがに川辺は寒く、通過までのしばしの時間が永遠ほどに思われた。千切れ雲がところどころあったが、通過時は問題なく晴れてくれた。いやはや原色重連はいつ見ても圧巻である。

 

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3発目は田子を過ぎたトンネルのあたりが撮れるだろうということで先客の方々に伺い空いているところへ入れてもらった。ここは山と山の間の撮影地であり、トワイライトの編成を入れるには少々きつく、残念ながら最後尾は時間帯的に影が抜けなかった。それでも、DD51の特徴的な後退角のついたノーズが浮かび上がったので私としてはおおむね満足であった。

 

この後は有名な日置川へ急行したのだが、あいにく天気が崩れ出しており、曇りの中通過したため今回は割愛させていただく。

 

今や24系トワイライトエクスプレスは運転を終了し、2017年に運行を開始するトワイライトエクスプレス瑞風にその役目を譲ろうとしている。かつて日本中を闊歩した客車列車たちが引退していくことに一つの時代の終焉をひしひしと感じている。