ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

No.103 九頭竜川

 鉄道のダイヤグラムでは列車一つずつに列車番号と呼ばれる管理番号が振られていおり、JRの場合、それぞれの列車は1~9999までのいずれか数字で表される。付番方法には規則があり、特に6000、7000、8000、9000番代は所謂臨時列車のための列車番号である。6000~8000番代は季節臨時や予定臨時と呼ばれる列車のための番号であり、あらかじめダイヤを設定しておき、必要に応じてそれを利用して列車を運行する。9000番台は、というと、完全な臨時列車であることが多い。レールやバラストを輸送する所謂工事臨時列車、工臨もこの9000番台の列車であることが多い。なぜなら、輸送する起点は毎回同じかもしれないが、レールの交換場所、バラストの取り換えが必要な場所は毎回異なるわけで、現場での作業時刻に合わせるためには固定のダイヤで運転するわけにはいかないからだ。ただ、毎回別々のダイヤを用意するのは運行間隔や待避の関係などから面倒であるので、ある程度パターン化されている。

 さて、今回も毎度おなじみの金沢方面へのロングレール工臨が7月26日に運転されると聞いて撮影に出向くことにした。この日のダイヤは福井近郊を17時過ぎに通過するものであった。時期柄、まだ太陽は少し北西に沈むので福井~森田間にある九頭竜川橋梁へ向かった。ついてみると怪しい雲が垂れこめており些か負け戦の雰囲気を醸し出していた。だが捨てる神あれば拾う神ありとはまさにこのことだろうか、通過時刻が近づくにつれて一度曇っていたものが気付けば雲は遥か彼方へ去っていた。

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 鋭い夏の夕日の中、DD51がロンチキと共にやってきた。2機のDML61Zの咆哮と重々しいジョイント音を奏でて縁の下の力持ちは金沢へ向かって行った。去就が噂されるDD51だが、最近では1191号機にクーラーが取り付けられ、かつてSG室窓であったところが埋められるなど外観の変化が生じ始めている。クーラー取り付けということもあって、もうしばらく活躍は拝めそうだが、原型に近い姿を記録するならば今のうちなのかもしれない。