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ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

Report No.78 静寂

DD51 JR貨物 貨物列車

 稲沢から関西本線の塩浜まで約10時間かける中央西線からの石油返空列車6287レというのがある。稲沢~塩浜は営業キロで約52km、つまり表定速度にして約5.2km/h。保線用モーターカーもびっくりな低速度である。もちろん、これはあくまで表定速度であって、実際にこの速度で走っているわけではない。稲沢を22時44分に発車後、途中列車交換などを行いつつ0時13分富田まで来ると、富田で朝6時25分まで夜間滞泊となる。更に、6時25分に富田を発車後、6時34分に四日市に到着するがここでも運転停車があり、7時21分まで四日市で停車している。その後塩浜に向けて出発となり、終点の塩浜には朝7時30分に到着する。つまり、実際の走行時間は2時間程度なのだ。製油所の荷扱いや待避などの都合上このダイヤになるのだが、なんとも亀の歩みのような列車である。

 さて、運転停車のため富田駅では6時間以上停車するわけだが、その間ずっとエンジンをかけているわけではない。到着すると割とすぐにエンジンが止められ停車措置を取られて朝まで留置となる。6287レは季節臨列車であって、ほかのDD51の運用と連動しているわけではないので、運用が読みづらい。だが、前日発翌朝着でしかも富田駅で停車しているので、夜のうちに富田に行けば翌朝の6287レの牽引機がわかる。1月5日に四日市に訪問した際、富田駅で6287レをバルブするついでに罐番を確認しに行った。

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 夜の静まり返った住宅街でエンジンの火を落とし暗闇に身を潜めていたのはDD51-1147だった。思っていたよりも光量がなかったが、無風だったこの日、長時間バルブにはもってこいだった。バルブして確認してみれば元鷲別機関区所属機独特のラジエーターファンのクローバー板もきちんと前を向いているではないか。新年早々幸先のよい滑り出しとなった。