ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

Report No.25 75レ

2015年に大宮工場からDD51-1801がDD51として最後となる全検出場をし、DF200の導入が噂され、ついに貨物からDD51の完全引退が現実味を帯びてきた。

現在、愛知機関区に所属していおり稼働状態にあるDD51は、最も車齢の浅いラストナンバー機DD51-1805で製造から38年、最若番のDD51-825に至っては46年である。おそらく平均車齢を計算すれば40年ほどになるはずで、現時点で引退時期は明言はされていないがおおよそ遠くない将来なのだろう。

4/29は昭和の日で休日だったため、久々に四日市界隈へ出向いてみようと思い立った。ちょうど3連休初日であったので、運休の可能性もあると読んでお昼前まで様子見をした。運用状況から運休の可能性は低いと考え、夕方の石油返空75レの時間帯が晴れとの予報であったので以前から行ってみたいと思っていた朝日~富田の首振りへ向かった。

道中、朝の東海道線での人身事故の影響を受けたものの、75レ通過2時間ほど前に現着した。天気は晴天だったのだが、春の終わりに似つかわしくない低い気温と強風が吹き荒れていた。

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駅から歩くこと15分ほど。先客の方にご挨拶し、セッティング。時折千切れ雲で光線が遮られたが、直前の南紀が通過した後”怪しい雲”はどこへやら。ゆっくりと影が伸び黄昏の空気が迫りくる中、遠くに2灯のライトが見えた。返空とあって比較的軽いタンク車たちを引き連れてA更新機DD51-892が坂を軽々と登ってきた。