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ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

Report No.11 紀勢本線トワイライトエクスプレス<続>

DD51 JR西日本 寝台列車 客車列車

以前も紀勢トワイライトについては触れたが、今回は前回分で触れることができなかった9月、10月分ついていくつかえりすぐって書き記したい。

和歌山DCキャンペーンのトワイライトエクスプレス初回運転の日、快晴と聞きつけ当時免許を取ったばかりの友人が車を出してくれるとのことで一路南、新宮へと向かった。

道中、最初の撮影地は古座俯瞰がいいのではないかという話になり、空がすっかり白みだすころ古座へ到着した。現場はすでに人と三脚の山、正規アングルは満員御礼でありわずかな隙間を斜面に見つけ滑りやすい砂地の斜面に必死の思いでセッティングをした。

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2~3本の前走りが行ったのち、潮の少し引いた海岸線を仲秋の朝日を受けながらDD51重連が緑の客車を率いてやってきた。青く染まる海、切り立った山々を縫うように走ってくる様はなんとも神々しかった。この後は、これの復路を紀伊浦神、日置川と撮影し家路についたのだった。

 

次に、10月は東京の友人に行かないかと誘われ気づけばまたまた和歌山県は新宮にいたのだった。古座俯瞰で撮影してもよかったのだが、前回と同じくすでに超満員と聞いて、さすがに前と同じことをしたくはないと思い海側で構えることになった。

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朝日が昇るを待って海側に降り、小高い岩礁によじ登り構えてみれば、なかなかこれはいいものではないか。しばらくして、磯の心地よい風を受けながら特徴的な重低音のエンジン音を響かせてDD51トワイライトエクスプレスがやってきた。

次は追っかけも考慮して紀伊浦神で撮ろうということになったのだが、普通に俯瞰で撮っても面白くないだろうという話なり、紀伊浦神の撮影地の対岸から撮れないか探すことになった。

いざ紀伊浦神の対岸に向かい、地元の漁港の方、農夫の方に聞き込みをするとどうやら、岬のほうまで出れる林道が存在しているらしい。ならばいざ行ってみようと、登山とまではいかない軽いハイキングで撮影できそうな場所を探した。そして入り江のようになっている場所がちょうど撮れそうであったので、そこに陣を張ることとした。

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昼前にしてすこし雲が湧き出し、晴れと曇りを繰り返すようになったが、DD51のヘッドライトが見えたときにギリギリで雲は抜けてくれた。上り勾配のカーブをゆっくりと駆け上がるのを無我夢中でフレームに収めた。

追っかけの最後は日置川橋梁と決めていたので北上とともに増える雲を憂いながら撮影地へ向かった。現地についてみると、ちぎれ雲が太陽に周りに散見された。通過数分前に雲が太陽を覆ってしまい、もはやこれまでかと思われた。

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するとどうだろう、DD51に率いられたトワイライトエクスプレスはこのあとの紀伊日置での普通列車との交換のため減速しており雲は列車の最後尾方向へみるみる抜けていくではないか。三脚に設置していたデジタルはそのままにポジ機のフレーミングをとっさに変え広角で晴れ間を切り取った。

後日フィルムを現像し、蒼穹の下、彩を添えるように赤い機関車が力強く写っているのを見て思わず顔がほころんだ。