ぽっぽ屋備忘録

にわかな鉄道好きによる日々の撮影の備忘録

当ブログについて

当ブログではにわか鉄道好きの筆者による撮影の備忘録を書き連ねております。 乱文、写真の質ご容赦ください。 ご意見ご感想等、どうぞお気軽にお寄せください。

Report No.116 異端児

かつては雪国の鉄路の象徴とも言えた除雪車だが、近年では国鉄時代に製造されたものの老朽化廃車や除雪モーターカーの置換導入、降雪量の減少による用途廃止によって徐々にその数を減らしている。だが中には除雪車としての使用を終えたのち、その他の用途に…

Report No.115 四国色

JR化後、各地でそれぞれの地域にちなんだ色を使用した所謂”地域塗装”や”地域色”と呼ばれる塗装が車両に施されるようになった。単調な色と塗分けが多かった国鉄色に対して、地域色ではさまざまな色で斬新な塗分けを採用することでブランド化を図るだけでなく…

Report No.114 新天地

JR東日本では1993年以降導入した新形式には形式番号の頭にEを付与するようになった。これは東を意味する英語”East”の頭文字のEをとったものだ。国鉄の分割後、各社で形式番号を付与していく中で、番号だけの形式付与では形式が被る可能性が出てきたからだ。 …

Report No.113 夏休み

子供時代、夏休みとなると心躍った方も多かったはずだ。そして家族や友達と海水浴に海に行った方も少なからずいるだろう。そんな海水浴客のために夏の特定期間だけ開業する駅が四国にある。牟岐線の田井ノ浜駅は、田井ノ浜海水浴場に隣接する臨時駅で、海水…

Report No.112 帰郷

大陸鉄道の醍醐味の一つといえば、やはり島国たる日本ではお目にかかれない国際列車だろう。もちろん定期の国際列車もあれば臨時、団体の国際列車もある。各国、電化方式や信号方式など様々な違いこそあれど、陸続きでかつ線路幅が同じというだけで様々な国…

Report No.111 冬光線

山陽方面へのレール輸送は、大抵の場合、宮原区常駐の下関区所属EF65-1000が牽引するのだが、時たま宮原所属のDD51が牽引に充当されることがある。だが、山陽本線方面のレール輸送のダイヤは夜もしくは早朝に向日町に帰ってくるものが多く、日が長いうちしか…

Report No.110 Guten Morgen

日本では既に絶滅危惧種とすら言える機関車牽引の客車寝台列車だが、海を渡った諸外国ではまだまだ全盛のところもある。中国やロシアならば大陸を横断するような夜行列車が数多く運転されているし、数を減らしてきてはいるもののヨーロッパでもドイツ発スイ…

Report No.109 Rainy Day

東京の中心部をぐるりと一周する山手線。現在主力の車両はE231系500番台だが、後継となるE235系が2015年から営業運転を開始し、今年2017年からはE235系量産車の営業運転が始まり、続々とその勢力を増やしている。11月11日現在、既に11本のE235系が営業運転に…

Report No.108 2000mm

蒸気機関車の性能を語る際、しばしばその動輪直径が話題に上がることがある。これはなぜかというと、実は蒸気機関車の場合、その動輪直径によって最高速度が左右されるからである。蒸気機関車は、まず燃料を燃やしてその熱で水を沸かし、蒸気を発生させる。…

Report No.107 山線

函館本線は函館と旭川を結ぶ北海道の大動脈だが、そのうち長万部~小樽は所謂「山線」と呼ばれる急勾配、急曲線の連続する単線ローカル線である。そう、今は。かつてはこの山線こそが文字通り”メインライン”だった。だが、千歳線や室蘭本線の線形改良・複線…

Report No.106 野を越え、山越え、谷越えて

いささかばかり欧州遠征の話が続いたので今回は国内での話を思い出して書いてみることにしよう。 7月の中旬、知人からDD51牽引の35系新型客車の試運転が山口線でまた走るとの話を教えていただいた。これの前回のDD51牽引の試運転(Report No.100 復刻 - ぽっ…

Report No.105 ニーベルンゲンの宝

ライン川の底にはニーベルンゲンの宝が沈んでいる、そんな伝説がドイツにある。ニーベルンゲンの宝とは、13世紀ごろにドイツで書かれた叙事詩『ニーベルンゲンの歌』に登場するもので、勇者ジークフリートが小人のニーベルンゲン族を制服したときに得た財宝…

Report No.104 走る舞台

オリエント急行といえば、アガサ・クリスティーの名作推理小説「オリエント急行の殺人」など数々の文学作品、映画の舞台にもなった鉄道ファンならずとも多くの人が知っている列車だ。オリエントはもともとラテン語で東方、東洋を指す言葉で、転じてヨーロッ…

No.103 九頭竜川

鉄道のダイヤグラムでは列車一つずつに列車番号と呼ばれる管理番号が振られていおり、JRの場合、それぞれの列車は1~9999までのいずれか数字で表される。付番方法には規則があり、特に6000、7000、8000、9000番代は所謂臨時列車のための列車番号である。6000…

Report No.102 おわら風

お盆というと、京都五山送り火に代表されるように全国で祭りや慰霊行事が多数催される。お盆行事の多くは8月15日を中心に前後数日に集中して行われるが、中には盆と名はついているものの、これ以外の期間で開催されるものもある。その一つが富山県の八尾地区…

Report No.101 天高く馬肥ゆる秋

一口に「団体臨時列車」と言ってもその内容は様々である。旅行会社のツアー企画であったり、結婚披露宴を兼ねたブライダルトレインであったり、企業や学校の部活動の遠征や節目の記念ツアーであったり、はたまた修学旅行であったりと、その内容は実に多岐に…

Report No.100 復刻

SLやまぐち号には永らく、12系客車を改造したレトロ調車両が用いられてきた。しかし、使用されている12系は、最も新しいものでも1971年製であり車齢は46年を超えている。車齢46年ともなれば、経年による老朽化は深刻で、近々置換計画が持ち上がるのではない…

Report No.99 40周年

衣浦臨海鉄道碧南線は今年2017年5月25日に開業40周年を迎えた。多くの鉄道会社ではそういった記念事があると臨時列車や車両基地公開などのイベントが行われることが多い。衣浦臨海鉄道も例外ではなく、イベントが行われるのだが臨海鉄道という性質上、貨物列…

Report No.98 復活

蒸気機関車と言われて多くの人が真っ先に思いつくのはもはや代名詞にもなっている「デゴイチ」だろか。1935年に製造開始し、1950年の製造終了までに1115両が製造され、北は北海道、南は鹿児島まで配置され、全国どこでも見ることのできる機関車だった。それ…

Report No.97 朝帰り

鉄道車両は最近の軽量ステンレス車両やアルミ車両と呼ばれるような車両でも20トン以上の重さがある。一見骨組みだけに思えるコンテナ貨車ですら18トン以上ある。一般的な乗用車が1.5トン程度であることを考えればかなり重く感じられるのではないだろうか。だ…

Report No.96 和製ICE

JR九州の看板特急車両の一つといえば、「かもめ」と「ソニック」で使用される885系だろう。それまでの783系や787系とは対照的に白を基調とした流線形を意識し絞られた非貫通構造の先頭車デザインは、同時期の日本の車両の中でも群を抜いて洗練されているとい…

Report No.95 湖西線

湖西線は京都府山科駅から滋賀県の近江塩津駅までを結ぶ日本海縦貫線を構成する路線の一つである。その名の通り、琵琶湖の西岸を走り、北陸と関西を短絡する路線になっている。短絡し、高速化する目的から、基本的に勾配19‰以下、一部例外を除き曲線の曲率半…

Report No.94 土佐路

およそ30年ぶりにサロンカーなにわが高知へ行く、そんなニュースが飛び込んできたのは2月の半ばだっただろうか。四国デスティネーションキャンペーンに合わせて5月13日から14日にかけて岡山~高知を1往復することが発表された。岡山から高知へとなると、経由…

Report No.93 縁の下の力持ち

レールは車輪が上を走るごとにその荷重などから変形、疲労、損傷、磨耗していく。さらに鋼を材料にしているので長い間使われると腐食もするし、直流電化の鉄道であれば電食もする。故に安全運行のためにはレールの定期的な交換が不可欠である。 急曲線の多い…

Report No.92 F

数年前まで、といってももう6年も前になるのだが、JR貨物・岡山機関区にEF65の配置があった。今は1000番台のみになってしまったが当時はまだ0番台、いわゆる一般型が在籍していた。当時は茶罐の愛称で親しまれた57号機や原色機87、100、103、116号機、貨物3…

Report No.91 つばめ

1992年夏ダイヤ改正でかつての東海道・山陽本線名門優等列車「つばめ」がJR九州の特急として復活した。この「つばめ」は鹿児島本線の特急「有明」のうち西鹿児島(現在の鹿児島中央)発着のものを改称したものだった。かつての名門特急ということもあって、J…

Report No.90 オイラン列車

最近だとオイランと言われてもなかなかオイランが何なのかわからないという人が多いのではないだろうか。漢字で書くと花魁となりこれまた難読だ。花魁とはかつて存在した吉原遊郭の遊女で高位の者を指す言葉だった。つまるところ、早い話が現代でいう風俗街…

Report No.89 白電

直流と交流両方の電源区間をもつ常磐線や山陽本線・鹿児島本線での運用を目的として唯一の交直流両用近郊型電車として開発されたのが415系列である。登場時1960年から1961年製造分までの間こそあずき色の地にクリーム帯を巻いた交流電車標準塗装、いわゆる赤…

Report No.88 寝台列車

昨今はJR九州の「ななつ星」に代表されるような所謂「豪華寝台列車」と呼ばれるようなものがJR西日本、JR東日本から発表され新たな寝台列車時代を迎えようとしている。かつての寝台列車といえば地方と都市部を結ぶ広域大量輸送手段だったのだが、高速バスや…